校章の由来

 校章は永遠に続く学校のシンボルであるから、最も慎重に決められなければならぬものであるが、新設のあわただしい中ではそんな余裕がなかった。開校と同時に職員・生徒に図案の募集をしたが、応募がなかったので、河内武教論に依頼してかいてもらうことにした。やがて同君の作品が二枚できてきたが、梅の花を象った方は没にして、桔梗の花を採用することにした。桔梗の花の校章は他に例がないし、その清純にして上品な姿は教育目標にも合致していたからである。そのうえ二大中という文字がこの校章の中に完全におりこまれている。

 即ち五弁の花びらは大の字を五つ組み合わせてできたものであり、中央の二重丸は二大中の二を示すものである。帽章をとくにいぶし銀にしたのは、これもあまり例がなくて目立ち易いことと、桔梗の清純さを失わないようにという配慮から出たものである。桔梗の校章はどこまでも上品で健康を意味するものである。


二大中ホームページ